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・まず大事な出発点は、地域で自宅および特別な住まいに暮らすすべての人を対象に、痴呆症的症状のみられる人をリストアップ(ニーズの把握)することにある。

・地域の痴呆症患者に対して、プライマリーケア(医療)とコミューン(社会福祉)が連携して対応にあたることによって、総合的な視点からケアやサービスが供給できる。

・正確な痴呆症診断はよいケアを提供する前提であり、診断の最大責任は、地域住民と身近な距離において保健・医療サービスを行なうプライマリーケアにおくのが最適である。

・痴呆症の早期発見は、早期対応を可能にする意味で極めて重要である。

・いわゆる「痴呆症的」症状の場合でも、痴呆症診断の対象とすることが大切である。

・目標は、必要かつ適切なサービスとケアの提供によって、痴呆症患者に住み慣れた環境(自宅)での生活を出来る限り保障することが可能である。

・痴呆症患者の家族に対する援助が重要であり、さらに強化されなければならない。

・住居形態にかかわらず(自宅あるいは特別な住まい)、継続的な医師との連絡が医療ニーズに十分に対応するうえで必要不可欠である。

・継続的なケア計画が必要である。

・投薬の厳密なコントロールが必要である(薬の種類、量、副作用、効果、薬の相互作用など)

・治療が可能かどうか、判定することが重要である(たとえば、ビタミンB12不足など)

・すべての職業グループのコンペテンス(専門知識をはじめとする専門職としての遂行能力)のレベルアップが、常時必要である。

・痴呆症患者がケアやサービスを受ける出発点として、安心感の提供が重要である。

・痴呆症看護婦によるコンサルタント資源は、ケア現場において絶えず必要とされる。

 

 

 

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