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1982年に改正され、翌年から施行された保健・医療サービス法は、従来の単なるケア法から病気の原因を突き止め、予防するという積極的な法内容に変革されたことが指摘される。(図10)。この法もフレーム法の性格を有し、ケアの質、患者の自己決定と人格の尊重、患者と職員の人間関係の持続性、患者にも判りやすいインフォメーション供給、患者のケアヘの積極的参加など、患者の権利が前面に出されたものであった。また予防と妊婦や児童の健康管理も含めた総合的なプライマリケアの拡張が更に進められていった。80年代中頃には、既に高齢者の医療と福祉ニーズに、十分応えるためのエーデル改革の準備が始められている。

80年代の重要な政策の一環として挙げられるのが、83年国会で可決された住宅改良

 

図10 医療法(1962)と保健・医療サービス法(1982)

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