第3章 高齢移動者の家族関係
1. 配偶関係
回答者の配偶関係をみると、配偶者がいる者力が498名で、回答者全体の43.2%を占めた。それに対して、配偶者がいない者は614名で、同様に53.3%を占めた。
転入者では、配偶者がいる者が転入者の36.4%を占めた。それに対して、配偶者がいない者は、同様に61.4%を占めた。
転出者では、配偶者がいる者が転出者の43.6%を占めた。それに対して、配偶者がいない者は、同様に52.0%を占めた。
市内転居者では、配偶者がいる者が市内転居者の48.8%を占めた。それに対して、配偶者がいない者は、同様に48.0%を占めた。
転入、転出、市内転居で無配偶者の割合が最も高いのは、転入者であり、ついで転出、市内転居の順となる。(表3-1)
従って有配偶者は市内転居で半数、転出、転入で約4割を占める。
配偶関係を男女、年齢別にわけると、転入の男性の前期高齢者では有配偶が69.6%、無配偶が30.4%である。後期高齢者では有配偶が70.3%、無配偶が29.7%である。女性の前期高齢者では有配偶が32.4%、無配偶が64.9%である。後期高齢者では有配偶が10.6%、無配偶が85.6%である。
表3-1 配偶関係