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近隣市と比較すると、市川市と江戸川区と船橋市は高齢化率ではさほど差が見られないが、高齢者密度では、江戸川区では1995年時点で1167.2人と、市川市の1.5倍以上の高齢者密度である。それに対して船橋市は、高齢化率は市川市より高いが、高齢者密度は逆に590.1人と低くなっているも浦安市は高齢化率は市川市よりずっと低く、高齢者密度も1995年では市川市よりずっと低いが、2020年には浦安市(1643.6人)は市川市(1538.3人)を上回り、2025年にはその差はますます開くことになる。(市川市:1502.6人、浦安市:1728.2人)。

 

4. 高齢移動者の属性

 

(1)転入・転出・市内転居の別

 

回答者を、市川市への転入、市川市からの転出、市川市内での転居に分けると、転入者は308名で、回答者全体に占める割合は26.7%、転出者は502名で同様に43.6%、市内転居者は342名で、同様に29.7%である。

 

(2)性別

 

回答のあった計1,152名中、男性は414名(35.9%)。女性は738名(64.1%)であった。よって回答者の性比(女性を100とした時の男性の割合)は、56.1となる。

転入者では男性は93名(30.2%)、女性は215名(69.8%)であり、その性比は43.3となる。

転出者では男性は181名(36.1%)、女性は321名(63.9%)であり、その性比は56.4となる。

市内転居者では男性は140名(40.9%)、女性は202名(59.1%)であり、その性比は69.3となる。

転入、転出、市内転居で性比が最も高いのは市内転居であり、ついで転出、転入となる。

 

(3)年齢別

 

回答者を年齢別にみると、65歳から74歳の前期高齢者は647名で、回答者全体に占める割合は56.2%、それに対して、75歳以上の後期高齢者は505名で、回答者全体に占める割合は43.8%であった。

 

 

 

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