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?A光カード
- 光カードは、クレジットカードと同じサイズのプラスチックカードの表面に、レーザー光を当てて微細な穴をあけることでデータを記録する技術である。データ記録の原理は音楽用のCDと同一であるため、技術的には十分に実用化レベルに達していると言える。既にカードに書き込まれたデータの書き換えはできないが、ICカードに比べると格段に大量のデータ(2.8~3.4MB)を記録することが可能である。さらに損傷に対しても強いという特徴がある。なお、光カードはカード内部にプロセッサを持っておらず、データの読み取り・書き込みを行うためには専用の処理装置を要する。
光カードは数値・文字情報だけでなく、例えばエックス線や心電図といった画像情報を記録するだけの容量も持っているため、電子カルテといった用途への応用が期待されている。
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?Bカード技術の比較
- 以下に、カード技術及び従来のカード技術の主力であった磁気カードについて、記録可能容量・コスト等を整理したものを示す。
表5 カード技術の比較

- 今後登場するカードシステムの主流は、セキュリティや機能性に優れたICプロセッサカードや大量データの蓄積が可能な光カードになるものと考えられる。一方で磁気カードやICメモリカードも、安価さを求められる用途を中心に、今後も残るものと予想される。
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