3−3 アウトソーシング実施手順の提案
行政改革の推進、情報通信技術の有効活用等、多様な観点から地方公共団体においては今後、外注的アウトソーシングから戦略的アウトソーシングにシフトすることが望まれる。地方公共団体における戦略的アウトソーシングの手順には大きく二つのアプローチが想定される。
一つは、行政改革等、地方公共団体の組織的な意思決定に基づくもので、その結果、情報システム部門のスリム化等の目的のためアウトソーシングを検討する。
もう一つは、情報化のマネジメントサイクルに基づくアプローチであり、情報システムの事後評価に基づき、運用管理の効率化方策の一つの選択肢としてアウトソーシングが挙がるという流れである。以下に戦略的アウトソーシングの実施手順を提案するとともに、実施上の留意点等を整理する。
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図4−8 地方公共団体における戦略的アウトソーシングの実施手順
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