3−3 地方公共団体C
地方公共団体Cの情報システムに関する概要及び経済性評価を以下に整理する。
(1) 地方公共団体Cの概要
地方公共団体Cは人口が約61,000で職員数は約450人である。
庁内で情報システムを所管している部門の職員数は3人である。
(2) 情報システムの概要
1992年11月の新庁舎移転から汎用機をホストとする業務系ネットワークを構築し運用してきたが、1998年1月の機器の更新に際して、パソコンをサーバとしたCSSに移行した。
CSSはサーバ2台、端末が36台、プリンタが30台で構成されており、サーバの内1台はバックアップ・.サーバとなっている。CSSでは、住民情報等、6系統の20のシステムが稼働しており、情報システムの数等は更新前(汎用機によるシステム)と同様であり、大きな変更点はない。
CSSの住民情報システムは保健センターとISDN公衆回線で、水道局の庁舎と専用線で接続しているが、これらのコストは特別会計で計上されていることから、本調査の対象外とする。
CSSの利用対象者は基本的に全職員であるが、構築後の研修受講者が約120人であることから、主に利用している人は同数程度であると想定される。
地方公共団体Cでは、このCSS以外に、財務会計用の情報システムをNetwareを活用して構築しており、端末は15台となっている。
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