3. 労働力供給の変化
(1)労働力の減少
a)人口の減少
先ごろ示された厚生省の将来推計人口によると、四国の人口は、平成22年(西暦2010年)頃より減少のテンポを早めるものと予測されている。平成7年に418.3万人のところ、平成17年(2005年)には、410.8万人にまで減少(▲7.5万人)、平成27年(2015年)には393.1万人(▲25.2万人)にまで減少するとみられる。
さらに、生産年齢(15〜64歳)については、表の通り5年間で15〜30万人も減少が続くことが予想されている。かつては農漁村の余剰労働力や兼業労働力を吸収してきたが、第一次産業就業者数自体が少なく、今後は産業間の労働力移動はあまり期待できない。