については、需要が十分に期待できないことも予想しておかねばならない。埋立や隣地買収による拡張は難しく、設備面の大型化対応にも限りがある。
(4)内航近代化船
内航船の乗務員の労働負担の軽減、労働環境の改善、運行の安全性の向上等を図り、船員不足を解消するため、内航近代化船の取り組みが他地区において進められているところもある。
タンカー等が建造されているほか、平成9年2月に499総トン型内航貨物船(鋼材船)で初めての近代化船が広島の造船所により竣工した。広島において産・学・行の共同で研究が進められ、取り組もうとする造船所がみられるものの、四国地区の造船所においてはどちらかというと関心は薄い傾向がある。