(3)大型化の進展 内航船は隻数ベースでは今なお半数以上が200総トン未満の小型船であるが、船型の大型化は次第に進展してきている。また、今後、港湾整備の進展によって大型船が就航可能となる岸壁が次第に整っていくこともプラス要因である。さらに、内航海運業において人件費の占める割合は高く、船員不足、人件費コスト高から回避するためにも大型化は必要である。より大型の船へのリプレースの余地は大きいものとみられ、規制緩和後は、大型船の建造需要が見込まれる。
(3)大型化の進展
内航船は隻数ベースでは今なお半数以上が200総トン未満の小型船であるが、船型の大型化は次第に進展してきている。また、今後、港湾整備の進展によって大型船が就航可能となる岸壁が次第に整っていくこともプラス要因である。さらに、内航海運業において人件費の占める割合は高く、船員不足、人件費コスト高から回避するためにも大型化は必要である。より大型の船へのリプレースの余地は大きいものとみられ、規制緩和後は、大型船の建造需要が見込まれる。
内航で標準船型となっている499総トン型については残るものとみられる。ただし、物流効率化に対応し、高速化のニーズも満たす船というと船型が全長100メートル、5,000総トンクラスのRORO船、コンテナ船、カーフェリー等になるものとみられ、内航専業であった造船所
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