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c)外国製品の流入

舶用品においても、外国製品との競合は避けて通れない。前回の円高により、海外製品との競合が激化し、市場を侵触された例がみられる。

現況では、?@納期・品質に対する信頼性・安定性・確実性の問題、?A外国製部材には低級品とのイメージが業界に残っており、低級品を使った船とのイメージを持たれたくない、?Bメンテナンスに対する不安、?C船主が敬遠する等の理由で使用は限られた分野に止まっているようである。

今回、実施した舶用事業所に対するアンケート(平成9年11月実施)によると、海外品の調達・活用について、今後のコストダウン策としての位置づけでは、「大いに活用したい」「造船所・オーナーの意向に従う」「一部品目で活用したい」がそれぞれ1割強で、取り組みは分散している。品目によっては海外調達も選択肢の一つとはなろう。

 

 

 

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