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b)改善度

10年前と比較して、自社の労務上の問題点が「ほぼ改善された」としたものはゼロで、「やや改善された」は58.2%となっている。一方、「やや悪化」「むしろ悪化」している事業所も合わせて2割弱ある。

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c)造船業のイメージ

四国の造船業界に対して、一般の人が持つイメージを想定した質問による回答(自己評価)では、10年前に比べて「よくなった」「ややよくなった」と受けとめている造船所は合わせて21.9%にしか過ぎない。「ほとんど変わらない」が47.3%と多数を占めており、「やや悪化した」「むしろ悪化している」と受けとめている造船所も合わせて12.8%ある。

イメージアップのための対策としては「屋内作業化」52.7%「労働時間・休日の改善」47.3%「設備の改善」45.5%など、労働環境での改善に集中しており、作業環境の改善が依然として問題であると意識されている。

 

 

 

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