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(3)設備投資

a)船台・ドック

いくつかの造船所では、近年、5,000総トンクラスを中心に船台・ドックの拡張が行われている。いずれも対応船型をより大きなものに対応していこうとするものである。高速化・大型化を図るため、船型が全長と船幅を求める傾向になってきており、これに対応する意味もある。一方、工場ヤードが狭くレイアウトが悪いものの、地形の関係から隣地買収や海面埋立てによる拡張が困難な造船所もあり、今後の課題となっている。

b)作業上屋

中小造船所では工作機械の据付と同時に作業上屋を建設した所もある。雨天、酷暑時の作業能率の向上を意図したもので、大いに効果を上げているようである。

ただし、投資額がかさみ、上屋建設期間中、建造作業に支障が出ることから、踏み切りにくい造船所もある。

 

 

 

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