これらのアイデアについて、コンピューターによるシミュレーション、実用性評価が実行された。
まず、コンピューターシミュレーションでは、ポンツーンの大きさ、喫水、設置間隔、橋梁の形状(アーチ状、直線)、アンカリングの種類(テンション方式等)をパラメータとして解析された(パラメトリックスタディーが実施された)。また、実用面からは、ポンツーン下部に突起部があると船舶の衝突の要因になる、というような検討がなされた。このような検討を経て、更潮流に対する抵抗力を減らすために平面形状が小判型となった。このような机上検討の後、水槽実験が行われた。
また、ポンツーンの動揺低減のために2つの方法が採用された。まず、ポンツーンの長さを下図のように波の2波長分の長さにして動揺をキャンセルする。更に、橋梁本体のねじり剛性により、動揺に抵抗するものである。