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9. 海外調査

 

9.1 欧州(クリスチャンスン、ベルゲン)

 

9.1.1 調査内容

 

(1)工程

8月24日(日) 東京 → オスロ

25日(月) 公共道路庁訪問          (オスロ)

26日(火) クバルナーマリタイム社訪問    ( 〃 )

27日(水) オスロ → ベルゲン

ノルドホルドランド橋調査     (ベルゲン)

28日(木) ベルゲン → クリスチャンスン

ベルグソイスン橋調査       (クリスチャンスン)

29日(金) クリスチャンスン → オスロ → ロンドン

30日(土) ロンドン発

31日(日) 東京着

(2)調査参加者

仲田光男   (沿岸開発技術研究センター、主任研究員)

田村一美   (三菱重工業・広島研究所、課長)

(3)概 要

1)公共道路庁訪問

浮体橋は、有義波高H1/3=1.5m、動揺に関しては加速度が60gal(x、y、z方向)以下を満足するよう設計された。60galという加速度は交通管制上の規制値で、これ以上になると浮体橋上の交通がストップされる。常時実施されている浮体橋の観測では、アラエムを発する規制値として、水平方向20gal、鉛直方向30galという値が設定されていた(ベルグソイスン橋)。なお、現在までに、アラームが発せられたことは無いということであった。

また、「ゆれない浮体研究」での許容加速度25〜30galという値は、「現実的である」という回答を得た。

2)クバルナーマリタイム社訪問

石油掘削リグ等を建造している会社。同社は、北海で使用する海洋構造物に、スタビライザ(底部に取り付ける)を取り付け、動揺を低減していたが、衝撃等により破壊されやすいということであった。現状は、コンピューター制御のパッシブロールタンク(日本流に言えば、アクティブロールタンク)、浮体の底部(底版と側版の交点、隅角部)をシャープにすること、フィン(ロールキールと言っていた)を上記隅角都

 

 

 

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