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2 油流出事故時等の対応(骨子)

 

(1)油等の排出の通報

?船長が海洋保安機関に通報

?通報を必要とする油等の広がりの範囲: 10,000?

?通報を必要とする油の濃度及び量の基準

・特定油分(注)の濃度: 排出される特定油10,000cm3当り10cm3

・特定油の量が100リットルの特定油分を含む量

・油分の濃度: 排出される特定油10,000cm3当り10cm3

・油分の量が100リットルの油分を含む量

 

(2)排出油の防除

排出油の防除のための資材

・オイルフェンス

・油処理剤

・油吸着剤

・油ゲル化剤

 

油回収船の配備

5,000t以上のタンカー(その貨物そうの一部分がばら積みの液体貨物の輸送のための容量が10,000m3以上であるもの:以下特定タンカーという)の船舶所有者は特定タンカーが常時航海する海域で地形潮流その他の自然的条件からみて特定油の排出があったならば海洋が著しく汚染されるおそれがある海域を特定タンカーに貨物としてばら積みの特定油を積載して航行させるときは、油回収船等を配備しなけばならない。

 

(注)特定油分

・原油

・日本工業規格Κ2205(重油)に適合する重油

・前号の重油以外の重油で日本工業規格Κ2254(燃料油蒸留試験方法)により試験したときに摂氏340℃以下の温度で体積の50%を越える量が蒸留される重油以外の重油

・潤滑油

 

 

 

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