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15:“国内油用はしけ”とは、アメリカ合衆国内でのみ操縦を許可されている油を運搬するはしけを意味する。

 

(b)アメリカ合衆国の航海可能水域・隣接する岸辺・隣接地域の水において、油及び危険物質の流出があるべきではないことを、議会はここに宣言する。

油以外の危険物質が、アメリカ合衆国の航海可能水域・隣接する岸辺・隣接地域の水において流出し、アメリカ合衆国の属する天然資源に影響を及ぼしたり、人々の健康や幸福・魚・貝・野性動物・岸辺・海岸に危険を及ぼしたりした場合、行政官は敏速に適切な規制を公布しなければならない。

修正案制定後18か月以内に行政官は、陸上施設・沖合施設・船舶の所有者・経営者・責任者が保有する危険物質を厳密に管理するために、その方法・構造・手続きを調査し、議会に報告しなければならない。行政官は、賠償限度・第三者による損害賠償・罰金・流出防止計画等を調査に含まなければならない。

大統領は、人々の健康や幸福・アメリカ合衆国の環境・魚・貝・野性動物・公的及び私的財産・岸辺・海岸に害を与えうる油及び危険物質の量を規制によって限定しなければならない。

油及び危険物質が流出している船舶・陸上施設・沖合施設の責任者は、直ちに適切なアメリカ合衆国政府の機関に報告しなければならない。政府機関は、直ちに適切な州の機関に連絡しなければならない。報告を怠った船舶・陸上施設・沖合施設の責任者は、United States Codeのtitle 18に従った罰金、あるいは5年以内の懲役、もしくは両方を課される。

行政罰則は以下の通りである。

A)違反者(油及び危険物質を流出した船舶・陸上施設・沖合施設の所有者・経営者・責任者、あるいは規制に違反した所有者・経営者・責任者)は、沿岸警備隊の属する省の長官もしくは行政官にclass ?かclass ?の罰金を課される。

B)class ?:A)の罰金は、違反一回につき$10,000、総額でも$25,000を越えてはならない。

Class ?:A)の罰金は、違反が続いている間一日につき$10,000、総額でも$125,000を越えてはならない。

C)関係者の権利:class ?の罰金を課す前に行政官もしくは長官は、命令を公布し、その命令に対するコメントを述べる機会を与えなければならない。また、コメントを述べる者は、公聴会の通知を受け、証拠を提示する機会を与えられる。もし、公聴会が開かれずにclass ?の罰金が課された場合、罰金を請求された者は命令を中止し、公聴会の開催を要求することができる。

D)class ?の罰金を課す命令は、再審あるいは公聴会の開催が要求されない限り、発行後30日目に最終的なものとなる。

 

 

 

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