・Nrel:窒素変換速度[mg-N/L/day]
ある時点tの窒素量 Nifが有効窒素量 Naに変換される速度を示す。
Nrel=k1×Nif
ただし、k1:窒素量が有効窒素量に変換される比率(0≦k1≦1)
・Nre:菌の死減による窒素還元速度[mg-N/L/day]
ある時点tの菌の死減による窒素還元速度は、以下の式で示される。
Nre=decay×(14/113)×k2
ただし、decay:菌の死滅速度 [mg/L/day]
k2 :窒素に還元される死滅菌の比率
・Nc:窒素消費速度[mg-N/L/day]
ある時点tの菌の増殖による窒素消費速度は、以下の式で示される。
Nc=growth×(14/113)
ただし、growth:菌の増殖速度 [mg/L/day]
・Nw:窒素流出速度[mg-N/L/day]
ある時点tの窒素流出速度は、以下の式で示される。
Nw=k3×Na
ただし、k3:窒素流出比率 (0≦k1≦1)
2)菌密度:micros(t) [mg/L]
ある時点tの菌密度 micros(t)は、以下の式で示される。
micros(t)=micros(t-dt)+(growth-decay-microsw)dt
ただし、growth :菌の増殖速度[mg/L/day]
decay :菌の死滅速度[mg/L/day]
microsw:菌の流出速度[mg/L/day]
・growth:菌の増殖速度[mg/L/day]
ある時点の菌の増殖速度growthは、以下の式で記述される。ここで菌はC5H7N02で定義される。
growth=14×yeild×(113/60)×F1×F2×F3×F4
ただし、
yeild :菌が消費する炭素(c)の内、菌体に固定される比率(通常約0.4)
(113/60):炭素(c)換算を菌の量に変換する定数
●F1:比増殖速度の有効窒素量(Na:mg-N/L)への依存率(図6-2-4)
F1=Na/(Na+48)