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は難しく、責任をもって次の世代に良好な自然生態系を引き継ぐことはできません。

そこで今回のシリーズでは、環境教育の効果的推進を図るため、世界の先進的な事例を参考に、環境問題や環境教育に関わる情報の整理と、教育現場での実践的な技術の向上を図ります。

 

5-2-2 講座の趣旨と構成

 

(1)講座の趣旨

現役の学校教員・教育関係者に対し、実践的な研修と交流の場を提供する。

 

(2)開催の目的

今までに類例を見ない、学校教員向けの本格的な環境教育講座を行い、専門科目の枠を越えた、教育者の環境教育技能向上を図ることを目的とする。

 

(3)内容

世界の先進的な事例を参考に環境問題や環境教育に関わる最新の情報を整理して提供する。また、教育現場での実践的な技術の向上を図るための実習を行う。

 

(4)構成

以下の4部構成とし実施する。

■プロローグ-あなたの自然観・環境観を確認する-

この講座全体を総括し、企画意図や概要についての紹介をするほか、現代の環境問題全体を再点検し、問題の根本的原因を探り出していく。

■第1部-自然生態系を通して環境問題を捉えなおす-

私たちの生存基盤である自然生態系の破壊を通し、人間によってもたらされる地球環境的破壊の現実と間接的な影響や波及の幅広さについて理解する。

■第2部-環境問題を引き起こす現代の社会システムを考える-

現代の経済優先型の社会システムについて、その構造と環境問題との関係を明らかにし、これからの政治、経済、市民行動のあり方について探っていく。

■第3部-環境教育の概念と手法を考える〜欧米の環境教育を踏まえて-

欧米先進諸国の環境教育プログラムやカリキュラム編成方式について引用しながら、理想的な環境教育のあり方、教育手法について考え、またプログラム開発のコツを修得する。

 

5-2-3 開催内容

 

□対象者/人数:

 

 

 

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