学校1)ここでは、管理職集団がプロジェクトの主導的役割を担っており、副校長たちの一人が会議を召集し進行した。会議には、教科担任、学年代表の生徒が出席し、用務員も時々出席した。作業は、既に進行中の事柄と特に注意が必要な事柄とを区別するために学校を監査するところから始まった。各学年で特定の仕事について話し合い、中央委員会に戻すことになった。学校に掲示板が設置され、定期的に情報が掲示された。作業は父母と地域社会の他のメンバーを招待して行った展示会で最高潮となった。生徒達は展示会の準備、広報および発表において中心となって働いた。
学校2)ここでは、通常の教科担任教師が活動を調整し、かつ定期的な会議を主催する方とを採用していた。これらには、熱心な教師と上級の生徒の一部から成る中央チームが参加した。この中央チームのメンバーは、教師と生徒が二人一組で、学校の全クラスの活動を調整してまわった。各クラスに作られた小チームとの間に定期的な連絡報告会があり、この小チームが学校の他のメンバーに情報を普及させる中心的な役割を担った。情報交換は、学校集会、ポスターおよび定期的に掲示されるクラス日誌を通じて行われた。会議の都度、監督官に報告が行われ、管理即集団と監督官の関心を喚起するために勧告書が作成された。
学校3)ここでは合議制が採用され、上級性が議長、書記および広報官を務める学校委員会が組織された。教師代表がこの合議制討論の正式メンバーとして参加した。用務員および一部の父母が招待の形で参加した。情報の浸透をはかるために会報が発行され、できる限り多くの生徒の活動を組織するために学年委員会が設けられた。活動は学校での環境週間で締めくくられ、作業の各側面に焦点を当てた授業時間外の行事が行われた。
学校4)ここでは、監督庁の職員が中心となって関与し、多くの地元の知識人や関心のある一般市民が最初の会議に招待されて参加した。監督庁の代表、管理職集団、教科担任教師、生徒および父母から成る運営委員会が設立された。さらに、運営集団の異なった立場のメンバーの代表者から成るタスクグループが組織された。タスクグループは、それぞれが合意された話題の一つに集中して作業した。これらのタスクグループはまた、学校のあらゆるレベルで生徒の協力を取付ける役割も担っていた。このアプローチ独特の特徴は、各グループに学年の違う生徒を意識的に採用したことであった。これによって、下級生が上級生から学ぶことが期待された。各グループはそれぞれ、仕事の完了を助ける十分な人員を集めることになっていた。また、選択した分野について十分に掘り下げられるような活動を展開し、それから発表でも締め括りの行事でも彼らが適当だと思うことを行うということにもなっていた。そこでの成果はいろいろで、一編のドラマ、作文集、展示、校長および監督庁の責任者に当てた勧告報告書など、多岐にわたった。
注目すべき成果