*通常のクラス担任が調整(2)
*教職員、生徒、用務員および父母の合議制(3)
*監督庁の行政的関与(4)
(この調査の報告の中では、それぞれの学校を上記の順に学校1)、学校2)…。と呼ぶ。)各校には管理方式や活動方法で似通った面も多くあった。しかし、このプロセスが着手され、関係者に導入され、開発された各校ごとの違った方法や様々な個性がすべて、結果の上に大きな影響を与えている。これらは無視できないが、しばしば評価が難しい。各校での活動の開始に先立って、調査者が各校の連絡担当者と会って、期待される内容を話し合い、一定の共通理解を得た。この中で、今回の作業に含めるのに適当だと思われる環境問題の種類を示して欲しいという希望が表明された。これは、プランニングチームが効果的なスタートを切るのを助け、グループ間の比較を可能にする土台を確立し、各校が後日、他校の経験から学べるようにするために求められた。まず第一に、含めるべき五つの分野(エネルギー使用、水の使用、リサイクリング、学校の建築資材、および輸送)を定め、学校がこれらに焦点を当てられれば、助けになるだろうと考えられた。それぞれの分野の活動の基盤を成すといえる諸相を、以下に簡単に並べてみた。
エネルギー使用
学校でのエネルギー使用、そのコスト、エネルギーの保全と管理、通常手に入るエネルギーの種類といろいろな目的への適合性、地域および世界の環境への影響、エネルギーはどうやって作られ転換され伝達されるのか、経済的および倫理的問題、エネルギー使用に関する個人の行動と組織管理に適切な変化をもたらす方法、変化の監視。
水の使用
使用される量、関連コスト、保全と管理、水源、地域的影響、水のケア、国家的影響、社会での水使用パターンの変革、気候の水循環への影響、経済的および倫理的問題、水使用に関する個人の行動と組織管理の間に適切な変化をもたらす方法、変化の監視。
リサイクリング
学校で使われているリサイクル可能な資材の種類、学校および地域のリサイクリング組織と管理、リサイクリングのコスト的メリットと環境への影響、リサイクリング行動を促す方法、リサイクリングプロセスと製造、経済的および倫理的問題、リサイクリングに関する個人の行動と組織管理に適切な変化をもたらす方法、変化の監視。