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環境”は否定的な概念か?

 

多くの生徒は環境の概念に関して否定的な連想をもっている。我々は“環境”という言葉と“問題”もしくは“論点”という言葉とを組み合わせがちであるという点から、これは全非常に理解可能である。現実では連想は肯定的でなくてはならない。環境は我々の存在基盤であり、正確には環境に対して起こっていることが問題になり始めているからである。従って“環境”は“公害”もしくは死及び災害と同義ではない。

環境教育の主要な挑戦の一つは、破滅と暗黒の雰囲気を消滅させることである。その代わりに環境教育は生気があり、楽観的なものでなくてはならない。最も明白な側面は、実際の指導は肯定的で開放的な社会的雰囲気の中で実行されるべきであり、事の方針への生徒の影響は実行中に確実となる、ということである。ユーモアもクラスの雰囲気にとって有益な効果をもたらす。

 

常に親に連絡すること!

 

親に簡潔な通知を送付して、来年のクラスは北欧諸国の環境教育の発展に参加する機会が与えられ、家庭からの支援及び興味は歓迎するということを知らせることは作業上の雰囲気に良い影響を与える。また、ある特定の分野で親との接触を持つ必要があるという可能性もある。

 

常に学校の管理者に連絡すること!

 

学校の管理者、管理委員会、及び指導者が初めから連絡を受けており、MUVINプロジェクトの成果について最新のものが伝えられているならば、学校でのプロジェクトはより良い状況へとなる。

 

相反する利害及び環境問題

 

指導の過程の中で、ごく少数の教師しか、人間による自然の開拓に関する相反する利益について作業を行った経験がないということが露呈した。にもかかわらず、教師がこの取り上げ方を適用すると常に、環境問題の複雑な性質に対する生徒の理解を非常に深めることとなることが明らかになった。

その環境問題を防止したり解決したりするために、どのような行動が取られるかによって、人々もしくは人の集団の利益を得る方法が異なってくると、与えられた環境問題と相対して、相反する利益の問題が浮上する。相反する利益は、自然の開拓の実質的な全瞬間に対する当然の結果である。大都市の中心での交通による汚染が一つの例である。大都市の中心で働く人の反応は、仕事場にどのようにして行くかによって決定されると期待されている-それは自家用車に乗るもしくは自転

 

 

 

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