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た。この湖は初期世代によって枯れてしまっていたが、現在これを再び満たそうと議論がなされており、それ自身、多くの相反する利益を意味する。とりわけその作業はその地域の旅行者用パンフレットの発行及びSoborg湖の将来についての公開討論夜会への指導的役割を果たすつもりであった。これは地域の十分な参加をもって実行された。

“自然の中の人間―現在及び将来”は、上級中等教育の全3レベルで4つの中等学校クラスによって採用された共通のテーマであった。それはデンマークの農業が利用する自然資源に関する相反する利益に焦点を置き、報告、文書及び公開日の手配を行っている。

 

開始の方法

 

生徒は共同の影響を受けるべきである

 

環境教育では、生徒が作業の決定に関与することが非常に重要である。この教育の全体のポイントは、生徒に必要なレベルの競争を与えることで、生徒自身が環境問題に対して行動を起こせることを主眼としているため、この点は十分に強調することができない。しかしながらこれは大人の世界の環境問題の解決に対する唯一の責任を、生徒に押し付けるための試みではなく、むしろこれは彼らの意志及び、長期的にこれらの問題を認め立ち向かう能力を援助することが目的である。(これについては長期的な行動の競争に関する章を参照のこと。)このため、生徒は一般的に学校ではもちろん、実際は教室内でもある程度の影響を持っているという現実を、学校での日常生活は反映するべきである。

民主主義は単に授業で習うべきものであるだけではなく、生徒が活発に参加することを学ぶべきものである。そのため、指導組織の側だけでなく、クラスにより扱われるべき環境問題を選択するのに生徒が非常な影響をもつことを生徒が経験すべきであることはとても重要である。

 

教師同士の協力は生徒の影響を排除することができる

 

教師の協力は達成し難いが、行う価値は非常に多い。これは多くの教師が経験することである。この協力はとても多くの合意を必要とし多くの強制を伴うため、問題及びプロジェクト方針の選択に際し、生徒の分の影響がその代償となる。

MUVINプログラムは、学校のMUVIN作業に関与する教師のグループに対して、1994年8月にMUVINの基本的概念が相談者と共に十分に議論されるまで、具体的な計画を立てないように勧めた。

実際に計画を立てる際は、生徒に対する真の影響を特別に考慮することが更に勧められた。

 

どのようにして生徒を論点/問題へと導くのか?

 

 

 

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