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知識のみならず、行動を起こさせるために十分な自覚を発達させるのに貢献するであろうことが期待されている。また、このプロジェクトに関係している教師が専門的技術を磨き、MUVINの概念及び結果を更に広め、そしてその調査が環境教育の教訓により大きな識見を提供するのに加え、教師の資格証明に貢献することも期待されている。

 

北欧協力

環境教育の領域における北欧の協力は、何年も前に遡る。MUVINの第二段階は、北欧大臣委員会の下にある“Nordisk rad for skolesamarbejde”を通じて主に整理されてきたプロジェクトである。

各々の北欧構成国では、ある特定の数のMUVINプロジェクトが進行中であり、国内コーディネーターも任命された(図参照)。国内コーディネーターはその仲間に“Nordiskkoordinationsgruppe”(NKG)(Nordic Coordination Group)において会うことができる。“Nordisk rad for skolesamarbejde”は、北欧レベルでプロジェクトを進行させるためにある程度の金を備蓄しており、NKGの仕事の一つは、この金の一部がスカンジナビア全国の、MUVINプロジェクトに参加する教師及び生徒間の個人的な連絡を維持するために使用されることを保証することである。

更に、北欧基金によって、北欧秘書課が設立された。その仕事内容は、情報及び教師の交換、機関紙の発行、MUVINプロジェクトの目録編集、等の実用的事柄の処理である。各国では、調査グループがMUVINに所属している。国内的責任の他に、調査員はまた共通の共通北欧グループにおいて会談する。そこでは文書が比較され、様々な国内プロジェクトに基づく北欧の相互活動が計画される。NKG及び調査グループが協力して作業することは言うまでもない。

国内レベルでは、デンマークのMUVINの毎日の活動管理は、MUVINに関する問い合わせや質問に対応する秘書課を有する、王国教育研究デンマーク学校が行う。MUVIN-DKの全体の調整は、教育省が管理するデンマーク調整グループによって行われる。

 

MUVIN-DKの紹介

 

MUVIN-DKの多数の参加者

MUVIN-DKの主要な参加者はMUVIN学校の教師及びその生徒である。これは1994/95年では、85の学校及び3の中等学校を意味する。全プロセスをある種の一貫した形態に維持し、MUVINの背景にある基本的考え方に則っていることを保証する役割を担う数人の人間が、これらに加えられなくてはならない。

デンマーク調整グループは、教育省のMUVINへの貢献が維持され、明白な事実へと転換されることを保証しなくてはならない。調整グループの委員長であり、テーマ担当顧問のPer Moller Jannicheはまた、責任ある“デンマークMUVINコーディネーター”でもある。そうであるからして、彼は各北欧国の国内コーディネーターから構成される北欧調整グループのデンマーク代表である。

 

 

 

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