日本財団 図書館


この情報パンフレットは、環境教育のための決められた規則や特定の方法を含まない。反対に、環境教育は個々の計画の特定の公式化及び進歩的な発展を通じて最も達成されていることが経験によって示されている。実際の指導及び具体的な考えは教師及び生徒、相談者、調査員及びその他の関係団体の協力を通じて開発されている。そのためMUVIN(Miljo Under Visning I Norden、北欧環境教育の意)は、本体及び機構の見地から、与えられた計画の立案及び遂行に大きな自由を与えている。

このパンフレットの主な目的は、MUVINの第二段階にいる参加者を啓発するところにある。これにはまたMUVINの基本的な内容及び機構の一般的な説明も含まれている。このパンフレットはMUVINの第一段階で得られた経験、すなわち一連の実際の指導から起こったアイディア、考え、及び提案の構築に基づいて書かれている。

Danish Folkeskole(デンマーク初等及び下級中等学校)の新法令は、1994年からの学校での環境教育の基本を与えている。このパンフレットがこれらの目的の拡充にむけて貢献することを期待する。

MUVINの第一段階は、王国教育研究デンマーク学校(これはDLHと呼ばれる)の数名の調査員によって注意深く追及された。これは初期のMUVIN計画に基づく将来への教訓、興味深い観察、評価、及び勧告を含む調査報告にまとめられた。しかしながら我々は、このパンフレットが調査報告の要旨、つまりMUVINプログラムに参加する各デンマーク学校に送付されたもののコピーではないことを強調する必要がある。デンマーク語で書かれた調査報告のコピーは、生物、地学及び家庭科担当部門、王国教育研究デンマーク学校で購入することができる。

数多くの学校が第二段階に続く、調査員と協力して行う調査への参加に招待された。

我々の総合的な目標は、MUVIN-DKによって得られた経験が、1996年秋に全国の学校に分配される一般報告/論文冊子に反映されることである。

Soren Breiting and Per Moller Janniche

 

序論

教育に対する緑の影響

1993年12月、教育大臣Ole Vig Jensenは、教育部門の全議会、委員会に、全ての段階及び全ての課題 どのように緑の影響を取り入れるかについて観点及び意見を提出することを要求した。大臣の要求は、初等及び下級中等教育を背景とした、進行中のカリキュラムを詳細に作り上げる際に当然考慮に入れられた。これらの段階の教育は、人間の自然との相互作用に関する生徒の理解を深めるべきであると、新教育法令の一般的目標は述べている。文章の後半では、この法令は環境教育と既存の問題箇所との統合を強調している。

新たなテーマ目標は、再定義された基本的知識及び熟練部分と共に、緑の面が以下のテーマにおいて本質的に存在していることを提示している:

歴史によって生徒は、“個人、自然、及び社会の相互作用、即ち異なる文化的及び自然的環境

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION