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「教育と学習」(1992年、8号)からの抜き刷り

ネッカー出版有限会社

7730 ヴィリンゲン=シュヴェニンゲン クロスターリング 113

 

4-4 ベルギーにおける環境教育

 

4-4-1 ベルギー連邦フレミッシュ共和国教育省の「objectives」にみる環境教育の基本的目標

<1>開発目標・最終目標

歴史的変遷

学校協定('58)

法人の組織についての政府の立場

*組織、日程および教育学的方法の自由に対する、最低限の時間割および基準。

*大臣が国家教育の長であった。すなわち、国家カリキュラムが質の基準であった。

 

連邦国家としてのベルギー('89)

*教育はフランダース人コミュニティの自主責任である。

*「コミュニティ教育自主評議会(ARGO)」の設立。

大臣はもはや、コミュニティ教育の「組織権力」ではない。

 

大臣の問題

*もはや独自の質の基準を持たない。

*どれを選択するか。

統一カリキュラムか。

統一カリキュラム、および統一テストか。

統一カリキュラム、統一テスト、および統一方法か。

 

<2>解決策

検査およびカウンセリングの職務に関するフランダース政府法('91)

*教育の質の一般的概念、および民間主導と政府主導の間の力学的バランス

*教育開発局の設立

仕事

‐高等教育の質を高めるための提言の作成(最終目標および発達目標)。

‐学校を検査するための分析と評価の手段、および目標に関するその他の事柄を開発する。

‐プログラム、時間割および職業的・教育学的輪郭を作成するための方法を開発する。 

‐新しい検査メンバーの採用および訓練に関する提言を開発する。

 

 

 

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