C-4-lp.55IV. 成人教育での環境教育とガイダンス
1) 成人教育センター(Volkshochschulen)ドイツ連邦共和国の西部にある全900の成人教育センターが、生態学コースを提供している。主なテーマはエネルギーと健康で、特に家庭、余暇中および仕事を持つ参加者の適切な活動の各分野を目的として提供されている。コンピュータコースは別にして、成人教育センターの最も高い増加率は、生態学コースであることが注目される。
2) 環境センター
環境センターは、学校だけでなく「現場」の若者に環境教育の条項を推進することができ、それを意図したものである。たとえば、フィルターや測定装置が使用できる水域や煙突のある場所で促進される。幼稚園、学校、訓練施設や高等教育機関では、プロジェクト週間、野外遠足、啓発的会社訪問と環境教育への常時専念、および理論的環境知識の実践的応用のため十分な視野と資金が必要である。学校、会社、環境センター、管轄当局は、各地域で必要なインパクトと集中度で環境教育条項を共同で確実なものにする協力システムを持つことが望ましい。
環境センターは、さまざまな方法で発展させることができる。セミナーを組織する建物として計画されることができ、セミナーは、たとえば鳥類保存について、学校の授業、若者のグループや成人教育セミナー参加者に自然保存と環境保護のテーマで自然から得る直接の情報を提供する。一方、文書センターにもなり、教育機関が、自然保存と環境保護情報を提供するため使用することができる。
環境センターの目的は:
-環境関連知識を強化する、
-自然や建て込む社会環境のプラス面マイナス面の直接体験を提供する、
-現在の環境状態とその開発について、一方、人間、社会制度、自然環境のあいだの関係の趨勢について学習し検討する
-環境に有害と見なされてきた価値観、態度、行動様式に対応する代替方法を開発し提言する。
環境センターの例は次のようなものである:
鳥類保存センター、自然保存センター、都市生態学センター、エネルギーセンター、環境教育センター、自然保存アカデミー。
連邦環境保護局によって提出されたレポートは、130以上の環境センターの活動を文書化している。それに加えて、「自然と環境に関する教育研究グループ」および「世界野生生物基金」が編集した文書による関連情報が提供されている(1989、Pfeffersche Bunchhandlung Kommissionsverlag、ビーレフェルト)。