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る。

 

学校指導の一環としての環境問題は、教師のための学科関連の指導訓練に取り入れられている。その結果、環境教育は、教師志願者の試験を管理する規則にますます含まれるようになってきている。さらに、環境教育は、学科教師向けの指導に関する勤務中講習プログラムの枠内で一層重要になっている。

 

ほとんど全部の州が、環境教育の中で学校プロジェクトやパイロット計画を実行しつつある。無数のパイロット計画が、連邦教育科学省により、および「教育プランニングと研究開発促進連邦-州委員会」(BLK)を介して州政府により、半々のベースで資金供給されている。環境教育に関するこれらの学校プロジェクトやパイロット計画の目的は、環境問題を一般教育に深く統合できる特別指導コンセプトを開発しテストすることである(たとえば学校と学外機関の協力、生徒中心型指導モデル、学際的コース/プロジェクト学習、教師のための適切な再教育講習を含む)。

 

連邦政府と州政府が共同で資金供給するパイロット計画の中には、次のことが含まれている:

 

-家族-健康-環境(バーデン-ブュルテンベルク州)、

-田園地帯での小中学校の環境教育(バイエルン州)、

-環境教育と学校環境でのエコロジカル計画(ベルリン)、

-職業学校とグラマースクール中等レベル?Uのカリキュラムへ、生態学的問題を統合する実践的学習(ブレーメン州)、

-学校付属地方合宿所での環境教育(ハンブルグ)、

-全種の学校と全レベルの生物学クラスの環境教育に役立つ構外プロジェクト(ヘッセン州)、

-学校と自然保護協会が運営する環境センターの協力(ニーダーザクセン州)、

-学外機関との提携を通じて、学校での実践的環境教育(ラインラント-プファルツ州)、

-中央環境教育局の設立を含め、学校での統合された環境教育(ザールラーント)、

-日常の学校教育での健康増進‐健康的ライフスタイルのための対策(シュレスヴィヒ-ホルシュタイン州)、

 

子どもと若者のための環境教育分野で、連邦教育科学省とノルトライン-ヴェストファレン州の社会業務省は、「幼稚園の環境教育」のパイロット計画を推進しているところである。

 

一般学校の環境教育の教材は豊富である。この教材に含まれるのは、さまざまな協会や組織の情報案内書、カリキュラムプランニングに責任ある州機関が用意した指導用ガイド、「科学と教育のフィルムと映像に関する機関」(Institut fur film und Bild in Wissenschaft und Unterricht、

 

 

 

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