クトを独自に教育に導入し、環境NGOもプロジェクトを組織し、学校のための資料を作成した。
国際的な環境運動も1970年代に勢いを増し、UNEP(国連環境プログラム)の設立やローマクラブレポートが脚光を浴びた。アフリカの干ばつや飢饉、世界人口、食料生産、世界経済秩序などの地球的問題について大きく関心が高まった。EEの国際的努力は、1970年代ユネスコの国際環境教育プログラムIEEPを通じて始まった。EEに対する北欧の協力もこの時期に開始され、今なお続いている。IEEPの初期の活動(ベオグラード憲章とトビリシ宣言)は、ノルウェーEE活動の礎となった。EEは、本質的に、学際的、行動志向的、倫理的、社会政治的であることを初期段階で設定したため、IEEPの活動は非常に重要であった。
1988年から1993年にかけて、教育省のEEプログラムは、環境と開発を小中学校のシステムに統合する努力に対し、5100万NOK(約7百万ドル)に達する資金を与えた。活動は、EEの郡レベル連絡グループの設立、小中学校教師の勤務中トレーニングプログラム、中央/地方で組織し始める学校プロジェクトと成人教育、研究開発活動の支援、および国際プログラムへの参加を含んだ。
1980年代:政策とプログラム
1980年代、国際環境活動はノルウェーのEE運動を鼓舞し続けた。1987年の環境と開発世界委員会のレポート「私たちの共有する未来」の発表は、ターニングポイントとなった。「私たちの共有する未来」は、持続可能な開発という言葉を導入し、我々の考え方と社会組織の根本的な変革の必要性を指摘し、その課題を達成する重要な役割を教育システムに割り当てた。IEEPは、モスクワでの追跡会議でその活動を継続、1986年OCEDは、現在に至るEEプログラム「環境と学校のイニシアティブ」を設定した。
ノルウェー政府は、世界委員会のレポートを重要視、議会は白書No.46「環境と開発」で対応した。教育の章は、学校システムに環境と開発の教育を統合するプランを述べている。活動は、教育省の専任のプロジェクトリーダーを含むプロジェクトとして組織された。
1990年代:統合
1992年リオのUNCED会議のレポート、アジェンダ21は、EEの行動プランの開発を1995年度までに調印国に委ね、持続可能な開発を達成するため、理解ある参加者の役割をさらに強調している。ノルウェーは、この時期、EE統合への組織的アプローチをさらに明確に定義し、環境と教育の両局はEEの戦略を公式化した。
1991年、教育省は、小学校から大学、民間高等学校、成人教育に至る全学校システムを通じて、