環境管理システム
環境省(政府公害取締局、自然管理理事会、文化遺産理事会、極地調査機関と政府地図作製局を含む)
郡環境局
自治体環境顧問
矢印は指令が直接向けられる先を示す。
国際的要請-全国的対応
ノルウェーにおける今日のEEの状態は、20年以上に亘る国際政策、国内政策およびノルウェーの地域的条件のあいだの相互関係の結果である。ユネスコとUNCEDの活動は、ノルウェーのEE政策と実践の前提となり、特に重要であった。
EEに関する国際政策のフレームワーク:
1.環境と開発に関する国連レポート「私たちが共有する未来」
2.UNCEDレポート-リオデジャネイロ会議:アジェンダ21
3.ユネスコの環境教育プログラムIEEP
EEに関する国内政策のフレームワーク:
1.白書No.46(1988-89)「環境と開発」
2.EEのための全国戦略とプログラム
3.カリキュラムガイドラインと学校改革
辺境性気候、まばらに広がる田園の少数人口、広大な山脈と荒野のため、ノルウェー人は、生来、環境問題に敏感であると言えるかもしれない。スキー、魚釣り、山歩きなどの戸外活動を通じ、自然との密接な繋がりはノルウェーの文化と国民性に深く根ざしている。自然と環境はメディアのお気に入りの話題である。このテーマの出版物、記事、テレビ番組は人気がある。ノルウェーの環境NGOは、人口に比べ比較的大きく政治的に活発で、子供達を含む豊富なメンバーを揃えている
歴史的概要
1970年代:理解と最初の努力
1970年代、ノルウェーでは多くの深刻な環境問題が発生した:酸性雨による南部ノルウェーの数百の湖での魚の死、都市部の大気汚染、処理廃水による湖やフィヨルドの栄養汚染、エネルギー使用の影響、産業公害。高まる環境認識の機運の中で、環境省が1972年に新しく設けられた。ノルウェーの教育システムは早くも1971年に自然と環境を必須科目として対処、1974年中学校教育に関する法律を修正して「生態系理解と国際的責任」の目標を含めた。EEについての教育研究プログラムが、補助教材の開発を含め、オスロ大学で実施された。多くの教師が、環境問題とプロジェ