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D自然環境は生き物と無生物との間に進化した関係に応じて機能している。

E植物と動物は生息地に生きているが、多くの生物は生存の必要を満たすために1つ以上の生息地(ハビタット)を利用している。

?U 築かれた環境(文明環境)

A人築環境は自然環境から得た諸資源に依存している。

B人間環境の設計や維持は、住民の価値観、倫理観、ライフスタイルを反映したり、またそれらに影響を与える。

C人間環境も自然環境も同様な仕方で機能している。また生存、維持、成長のための似たようなニーズをもっている。

?V 人々と資源管理

A人間は再生可能および再生不可能な資源を管理して、人間と他の生物の必要物を満たすことができる。

B環境保存は自然資源の利用、管理、保護を含む。

C再生可能な資源は上手く管理すれば、一貫した継続的な供給が可能である。

?W 社会問題と意志決定

A環境問題は政治的な党派や、州や国境や文化の違いなどを越えたものである。

B社会的ゴールは通常は、経済的繁栄と健全な環境とを含んでいる。

C教育機関と通信メディアは環境問題に関する意識を喚起する潜在的な手段である。

D法律は環境の利用を規定し、環境の質を保証しようと努力する。

固形廃棄物およびリサイクリング

「フロリダ固形廃棄物管理法、1988年」はこの問題について市民教育を普及させ、ゴミをコントロールし、リサイクルし、ゴミ量の滅少、そして毒性物質の適切な処置のプログラムを開発することを求めている。これに答えて、フロリダ州教育省では「4R」(4つのR)と呼ばれるカリキュラムを開発した。すなわちRecover(1回で使い捨てせずに修理再生する),Reduce(減らす),Reuse(再利用),Recycle(リサイクル)の4つの「R」である。

分析結果:フロリダのフレームワークは自然、人間、地元環境の全てを含んでいる。自然資源の有効管理という実践的な面もカバーしている。ただし、社会問題に関して人間の活動が自然環境にいかに悪影響を与えるかについて触れていないが、環境問題は国境を越えた広範な問題であることは指摘している。また価値観や問題解決の技能や問題解決のための行動への参加については教えていない。また環境問題を実際にいかに教えるかの教育方法についても述べていない。「概念的なフレームワーク」という題の通り、実践的な内容はこれから開発されるものと期待したい。

 

結論

教師、教育者、両親、一般市民、政治家たちの努力で、多くの州で環境教育のためのガイ

 

 

 

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