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を始めた1992年以来95年までの助成受領者の合計は1000件を越えることになる。

 

◎環境教師の訓練、検習、プログラムが1992年に確立されたが、これはEPAとミシガン大学を代表とする他の大学や団体の合同グループとの間に結ばれた3年契約に基づくものである。この合同グループは、独自に新しい教師研修プログラムを作り、これによって、先生達が各学校で既存の教育学科にくまなく環境教育を組み込むために、環境教育のテーマを通じて各学科を教える、インフュージョン(Infusion)方式の教材や技能を開発した。

K-12(幼稚園から高校3年生まで)の各学年に対する教材と、教師研修用教材は、このトレーニングを行う(先生の先生)教育者に良く受け入れられている。

 

◎「環境管理学科のための全米ネットワーク」(NNEMS)は、奨学金的性格の援助で、カレッジの学生が専門の環境分野にキャリアを追求することを奨励するプログラムである。これは、学生達がこのプログラムに参加している。

150以上の大学でリサーチのプロジェクトを手伝うと報酬を与えられるチャンスのあるものである。これは「プリンストン・レヴュー誌」で、全米1000以上の団体に出しているプログラムで、ベスト100のインターンシップ・プログラムに選ばれたものである。

 

◎「大統領環境少年賞」(PEYA)

EPAの10の地方事務所で毎年その地方で優れた環境問題への取り組みを行った少年から優勝者が選ばれ、さらに全米での優勝者がワシントンに招かれて、表彰されるプログラムである。

 

◎「環境教育賞」は、EPAが認めた優れた業績に対して、毎年2回賞を与えるものである。4つの分野があり、優秀教師、文学、自然資源管理、フィルム・放送メディアに賞が出される。その中には、教師用教材として開発された“グリーン景色”などがある。

 

◎「全国環境教育・訓練基金」(NEETF)は、非営利団体で、政府と民間との間のパートナーシップを促進するために議会によって2種類が作られ、環境教育プログラムの開発などに努力している。国内だけでなく、国際的に活動するために2つの団体に分けられた。

 

◎少年少女向けプログラムの促進。多くの民間の団体とパートナーを組んで、例えば、4-Hクラブと共同製作した「河川流域作戦」ゲームやアメリカ・ボーイ・スカウト連盟と開発したプログラムなど。

 

4-1-3 教育省の環境教育戦略

(単に公式の学校教育のみならず一般国民を含む全般的な戦略、特に「持続可能性」に関する教育についての戦略)

 

 

 

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