教育グループ3:専門科目の教員の養成教育
このグループは、調査グループと協力して、専門科目の教職養成課程について研究する。教職養成課程の内、どの程度を専門科目の教員の養成に当てることが望ましいか、このタイプの教員を早急に養成せねばならないのはどの科目かについて判断する。また、グループがいずれかの教育課程について、その大綱計画を改訂すべきであると判断した場合、そうしなければならない。
教育グループの任務には調査グループの支援も含まれており、その作業結果は公的調査の一部として発表される。
専門グループ
文部省は、各教育課程で教えられている科目の大綱計画を作成させ、調査グループの勧告に従って、計画作成作業に参加する機関や組織を決定させるために、専門グループを設定する。
普通教職養成課程の科目に関する大綱計画の作成作業には、基礎学校と高校の教育改革で同じような計画を作成した経験を有する専門家を参加させるべきである。総合大学、自然科学系の専門学校や単科大学で勤務する専門家も参加させるべきである。
基礎学校の低学年段階の教員の教育について検討するための専門グループの規模とメンバー構成はどのような種類の教育に重点を置くかにより異なる。
普通科目と職業科目の教職養成課程(実用教育学的教育と職業理論的教育)に関しては、普通科目と職業科目の両方に共通する教員養成計画の適用可能性について検討すべきである。基礎学校と高校に関する教育計画の作成に従事した経験を持つ専門家を、この作業に参加させねばならない。専門科目の教職養成に関する大綱計画を作成する場合は、その作業にあらゆる専門科目の教職養成の経験者を参加させるべきである。何故ならば、計画作成作業にはできるだけ多様なコンピテンスが参加することが望ましい。すなわち、基礎学校や高校の教育計画の作成経験者、総合大学、自然科学系の専門学校や単科大学の専門科目に関する教育計画の作成に従事した者を参加させるべきである。
(中略)
運営計画
運営計画は5つの部分に分かれている。
1.事前プロジェクト:この部分には、調査グループと教育グループの構成、グループを構成する機関や組織の選定、道程標(作業終了予定日)が記された詳しい運営計画の作成などを含む作業組織計画の開発が含まれる。
2.原則的で最も重要な問題の調査:この作業は調査グループが行う。調査グループは、必要に応じて、教育グループのメンバーを参加させる。この調査の報告の一部は、科目に関する計画の作成が開始する前に、文部省に提出される。