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グループと専門グループも設置した。文部省は調査グループには代表を派遣していない。そのため、文部省内に調査グループに対する窓口としてフォローアップ・グループを設置し、それに省内での関連作業、外部の色々な利害関係団体との折衝、公的調査作業を担当させた。各グループの任務については、下記に詳しく説明する。

 

フォローアップ・グループ

このグループは、高校部門、基礎学校部門、大学部門、成人教育部門からの代表で構成されている。

フォローアップ・グループは文部省の内部作業に関連して下記の任務を担当する。

o教育改革に関連して何らかの決定がなされた場合、文部省内部のコーディネーション機構として、関係部門の調整を行う。また、調査作業が教育改革に合わせて適切に調整されていることをチェックする。

o定期的な会合を通じて文部省と外部の組織や団体との意見交換や連絡を受け持つ。調査グループが活動中は、フォローアップ・グループが外部と接触する際には調査グループのリーダーも参加する。

o公式調査の予算も含めて、予算に関する意見を述べる。

o調査作業の遂行に関する問題について意見を述べる。

oヒアリングおよび大綱計画の作成に関する専門的な問題について態度を表明する。

 

フォローアップ・グループは、公式調査に関連して、下記の任務を担当する。

o調査グループが部分報告の提出に当たって、作業計画に基づき、当該の問題を担当する専門グループを指定せずに、文部省に部分報告を提出する場合、文部省の審議が適切になされるように支援する。

o大綱計画を作成すべき科目の選定、専門グループに代表を送る組織の選定、メンバー構成などに関する調査グループの提案が、文部省により適切に審議されるように支援する。

o専門科目に関する問題について調査グループのためにコンサルタント機能を果たす。

o調査グループが基礎教育に関するすべての大綱計画に共通する最初の部分を作成する際に、そのガイドラインを作成する文部省の作業を支援する。

o調査グループと教育グループが普通教職養成教育と実用教育学的教育に関する大綱計画の原則的部分を作成する際に、文部省がそのガイドラインを作成するが、調査グループはその作業を支援する。

 

調査グループのリーダーはフォローアップ・グループと密接に協力して、専門機関としての文部省の意向が尊重されるように努力しなければならない。

 

事務局

文部省の大学部門は「教職養成 97」プロジェクトの遂行に関する最高責任部門である。そのため、

 

 

 

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