第2章

指導者養成における日本の現況

写真：アーボリータムでの自然と歴史解説(アメリカ)

ウィスコンシン州立大学付属アーボリータムでは、現在は失われた元来のプレーリー草原が復元され、地域の生物多様性保全の研究及び具体的な種の保存、そして自然解説活動が行われている。ここでの自然環境の管理手法や解説には、野火が頻繁に起こっていた昔の草原生態系の仕組みや、その当時からの自然と人間の関わりかたの変遷など、歴史的要素が組み込まれているのが特徴であり、動植物ばかりではなく地域社会のあり方をとらえ直すことができるように工夫されている。

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