更に、職業学校の場合、ニ元システムの職業教育の枠内で、環境汚染物質の発生、利用、廃棄物処理の際に現れる問題を、児童生徒の職業領域において説明することになる。
促進学校では原則的に、複数の科目にまたがった形での学習が行われる。その際、授業内容は、次のようなテーマ群の中で、児童・生徒にとって重要な問題提起に添ったものとなる。
下級課程1-3学年:環境と技術
中級課程4-6学年:世界と環境
上級課程7-9学年:人間、地球、環境
2 各科目にとっての環境教育
2.1 一般教育学校
1994年8月1日の新教科課程発効により、複数の科目にまたがる学習を可能にし、同時に又協力作用にも通じるテーマが、特別な意味を持つようになった。それによって、孤立した専門知識の単なる合計を越えた、内容的に新しい質の獲得がなされるようになったのである。
環境教育の要素は、多数の科目の中に見つけ出すことができる。生態系と経済の相互関係を明らかにする為に、これを利用すべきであろう。それは更に、学校という経験領域における、環境保護についての個人的な経験や実際的な協力の、出発点となるべきである。
2.2 職業学校
職業学校を対象として設置された教科課程適合委員会はまず、専門学校入学資格を与える2年制の職業専門学校と、職業ギムナジウムの教科課程を調査した。
その作業は、それぞれの教科課程概要としてまとめ上げられ、授業の為の手引きという趣旨で、現在推敲されている。
更に、全日制職業学校のその他の教科課程と、専門教育を要する様々な職業のカリキュラムを、同じく環境という視点から調査し、手引きを公刊することも計画されている。
バイエルン州の学校における環境教育のための指導要項
バイエルン州文部省の公示
1990年5月30日発布