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d)市民行動の必要性の認識(略)

 

e)市政の徳の育成(略)

 

f)有能な市民の認識(略)

 

g)個人的責任の自覚(略)

 

【中学3年生から高校3年生のためのガイドライン】

 

[テーマ1:環境のプロセスとシステムに関する知識]

 

テーマA:基本的概念とアプローチ

1)科学的知識の性格(常に発達し、一定の方法で訂正され、しかし絶対ではなく限界がある。)

2)いくつかの基本的で統一的な概念について学ぶ。それが、自然でも人工的な計画された世界についても説明できる土台になる。

 

○システム

システム(体系・系統)という概念は、巨大で複雑な世界を理解するのに役立つ。ひとつのシステムはパーツ(部分)を含んでいる。そして、部分間の関係を理解せずには全体も理解できない。人間の身体もひとつのシステムとして理解されうるし、銀河系もそうである。組織・個別細胞・動植物の共同体も家族もシステムと見なせる。またシステムは、別のシステムの内部に組み込まれることもある。

例えば、ひとつの細胞は、肝臓の一部であり、肝臓は例えば鳥の身体の一部である。さらに、鳥は、食物として他の生物を必要としている。これらの食物関係の全体がまたひとつの生態系の一部になっていることもある。

このシステムの概念を使って、環境についての理解を組織するためにも、学生は生きたシステムはネットワークであるという観念を深く知る必要がある。それらは相互に単純な直線でないやり方で関連している。生きたシステムは、境界線をもち、部分、資源とエネルギーの流れ、そしてフィードバックを含んでいる。

 

○相互依存

 

 

 

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