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間で似ていることのうちのいくつかは、遺伝として理解し、似ていても他のことは生物がその環境との相互作用関係の中で、獲得した形質である(これらの特徴は、将来の世代に伝えることはできない)。

化石や現在生きている生物を使って比較したり、絶滅についてディスカッションをすることもできる。

 

c)細胞の構造と機能

4年生の終わりまでに、児童たちは細胞と単細胞生物が生きるためにどのように食物を取り入れ、水や空気を体内に入れ、廃棄物を処分しているか討議できる。

 

d)相互依存関係

児童は、生物の行動パターンがその環境に関連していること、そして環境の変化が生物にとってプラスになったり、マイナスになったりすることを説明できるようになっている。

また生物の方も、自分の生息している環境を変える場合があり、それがその生物にとってもまた他の生物にとっても利益になる場合もあり、不利になる場合もあることを指摘できる。

人間も、その環境に依存し、また環境の変化を引き起こすことを知っている。

 

e)物質とエネルギーの流れ

児童は、エネルギーの正確な定義については知らないだろうが、生物は何らかのエネルギー源が必要だということを知っている。動物は植物にエネルギーを依存していること、そして植物は太陽のエネルギーに依存していることを理解している。

物質は、リサイクルされること、生物の一生、生命・成長・死、そして腐敗して分解されることもひとつのリサイクルの形態である。

 

テーマ1D:人間とその社会(目次項目のみ)

 

a) 個人とグループの行動

 

b) 文化

 

c) 政治的及び経済的システム

 

d) 社会的変化とダイナミックス

 

テーマ1E:環境と社会

 

 

 

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