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情報収集もメディア(テレビ、新聞他)を通じたり、役所や政治家、企業などからも集め、分析し、結論をだす。

 

テーマ3:決定と行動の技能

全ての人間は、他の人間や野生生物、そして環境と不可分の関係で結ばれている。

したがって、各人はこれらの関係を考えながら意志決定をし、行動をしなければならない。(環境の健全性、他の人間の福祉、野生生物の生存との関係)

このために、質の高い環境の維持のための問題解決策を作り、行動計画をたて、他を説得するためにコミュニケーションを行い、実行・実現を図る必要がある。

 

テーマ4:個人的及び市民的責任

環境教育では、知識や技能だけを持っていても実際に使わなければ効果がない。

生徒たちは、学んだことを使って、独立した市民として責任ある思考と行動をすることを期待される。

だから、このガイドラインでは、生徒の進歩の状態の評価基準を”環境に関して責任ある市民”におき、そのような人間として成長しているか、いないかを測る。

 

【幼稚園から小学校4年生までのガイドライン】

 

テーマ1C:生物の環境

小学校では、児童は生物の特徴を徐々に探求していく。そして次第に似たような特徴に基づいて生物をグループに分類して、生命の多様性の意味を理解していく。

また生物は、何を基本的に必要としているか、そして特定の環境の中で如何に生息し、ニーズを満たしているかを学ぶ。

 

a)似たものと違うもののパターン

非常に多くある種の中で、似ていることと違っていることを確認できるようになる。簡単なものは単細胞から顕微鏡で観察できるし、見慣れた植物や動物、あるいは珍しい生物を直接目で見たり、ビデオや本やその他の方法で観察できる。

生徒たちは、生物をグループ別に分類するとき、例えば次の世代を作る方法によっては(子供を産んだり、卵を産んだり、種をとばしたり)あるいは解剖学的に、肉体的特徴によって、あるいは生息地の種類、その他によって行う。

 

b)遺伝と進化

小学校では、植物も動物も親と子とはよく似ているが、全く同じものではないことを学ぶ。世代

 

 

 

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