・追加の教材、参考書、関連書物などの一覧表。(準備中)
●4つの主要テーマ:詳細な説明
テーマ1:環境のプロセスとシステムについての知識
環境教育は、環境を形作っている過程やシステムの理解を土台に置いている。
「環境」という広い概念は、人間が意図的に作ったものと、自然の次元との両方を含んでいるし、また環境のシステムのダイナミックスを人間の理解力、価値観及び行動と統合する手段を提供する。
人間は、自然の一部であり、環境を意図的であろうとなかろうと、形成する強大な手段をもっている。そして物理的環境は常に人間がどこにどのように住むかに影響を与え、制約や挑戦、あるいは機会を提供してきた。
人間があまりにも広範な影響力を持っているため、しかしまた同時に自然の一部であるため、時には”自然な”環境と人間によって作られ影響された環境とを明確に区別することが難しい場合がある。
例えば、アメリカの西部にある原生的自然地域では長年にわたって自然の火事を消火し、コントロールして来たため、森林の植生の内容、つまり植物の種の構成・組み合わせが変わってしまっている。これらの原生的地域は自然であろうか?
環境への学識の深さは、環境を構成し、形成する自然と人間のシステムのより深い理解に基づいている。
これらのシステムは、どのように機能しているのだろうか。どのように相互に作用しているのか?その結果は?これらは非常に複雑であり、ガイドラインは基本的な概念を生徒たちに教えるようにして、少しでも理解しやすくしている。
環境教育は、環境とその中での人間の役割とを統一的に見ることを奨励する。しかし、実際には”人間的な”システムはしばしば”自然的な”システムとは分離して研究される。
テーマ2:質疑と調査、探求の技能
生徒は生まれつき世界についての好奇心をもっている。
したがって、環境教育では、この疑問/質問/調査/探求(inquiiry)を中心におくべきである。
実地調査などを使って、問題解決やそのための共同作業がクラスの主要な特徴となる。
疑問/質問/調査/探求中心のクラスで、生徒たちは日常的な学習を通じて、教室外の世界との関連を学ぶことができる。