1-3. 生態的重要地区の定義
生態的重要地区は以下の条件をを満たす地点および地区とする。
?@生物多様性の維持にとって重要と判断される区域が50ha未満の規模で分布する。
?A石灰岩土壌に生育する植物群落
?Bサギ類が集団繁殖する樹林
?Cコウモリ類の分娩・越冬洞穴
?D低地帯に残存する樹林地
1-4. 生態的重要地区の選定手法
生態的重要地区の選定は、現地および文献調査から上記の5項目に相当する区域や地点を抽出し、地図に記録する方法で行った。?@でいう生物多様性の維持にとって重要な区域とは、何らかの保護対策が施されなければ絶滅する可能性の高い希少種(実際には「さいたまレッドデータブック」掲載種)の生息確認地および、減少が著しい環境タイプの良好な状態を指標する種として以下に挙げたものの生息が確認された主な区域とする。