選定手法は基本的に台地・丘陵帯と基本的に同様とするが、高次消費者の基準を変え、上記のものに越冬期の生息状況も勘案し、ノスリ・ミサゴ・ハヤブサ・チュウヒ・チョウゲンボウ・トラフズク・タヌキを加えた。また、埼玉県には大河川の中流域の環境が極めて限定的なしかみられず侵食-堆積のバランスの上に維持される砂州は極めて希少な環境となっている。広大な砂州に集団繁殖を行うことが知られるコアジサシの繁殖地は、良好な河川環境が維持されている大規模河川を指標し、また生物多様性の維持面からみても極めて重要であるためこれを含める。
以上の選定条件を地帯区分別にまとめると以下の通りである。