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●福井県越前松島水族館/石橋敏章館長・三国観光産業株式会社波多野元雄取締役社長

●1998年3月20日14:00〜16:00

●概要

(1)流出油対応

・流出油は福井県沿岸には漂着しないと予測されていた。

・福井・石川県境へ漂着しそうだから要注意の連絡がNHKの友人からあったので警戒していた(1月6日夜)。

・1月7日漂着予測通り漂着した。 1月14日午後が最もひどかった。

・オイルフェンスは予算上の制約もありB型にしたが、全く役に立たなかった。

・取水口も汚染され始めイルカの眼に白濁が見られるようになった。

・1月17, 18日にボランティアの応援を得て全14頭のイルカを県外5ヵ所の水族館へ移送した。全頭6月11日に戻ってきた。ボランティアに感謝状を贈った。富山県に取水に行った。また人工海水も使用した。

(2)微生物処理について

・微生物処理については数業者から売り込みがあったが、防御策一方で本格的に取り合う余裕がなかったのが実状であった。

・滋賀県から(株)大周が積極的に売り込んできた。マスコミをつれてきた。来訪は不定期であった。

・場所は提供し、歩道脇の芝生に付着した重油を対象に試験した。1ヶ月後には効果があったと考えている。実験方法は対照区などはっきりせず不完全なものであった。

・周囲には微生物処理に反対の雰囲気があった。

 

 

 

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