●浜詰浦漁業協同組合組合長 船田喜十郎氏(京都府網野町)
●1997年11月11日(火)14:00〜14:50
●概要
(1)組合の概況
・組合員92名(うち正組合員55名)、90隻
・沿岸漁業で8割が定置網(マグロ、ブリ)、その他一本釣(タイ、ヒラメ、メバル等)
・平成2年のマリタイム号の時は被害なし。
(2)ナホトカ号事故の対応
・1月9日に重油漂着情報が入り、その夜には重油が漂着した。
・荒天で湾内にオイルフェンスを張れる状況ではなかった。
・岩場と砂浜が半々であり、汚染海岸掃除のため砂浜には民間ボランティア、岩場には自衛隊が入った。
・網野町総務課の費用負担で、5月に大周という業者が持ち込んだバイオ製剤(ENRETECH米国製)20袋を塩江コハツメ(磯場)に散布した。波で洗われ効果があったのかどうかよくわからなかった(それまでに町内の八丁浜で実験をやっていたらしい)。
・もうすこしきちんとしたやり方でやるべきだった。微生物に対する特別の不安はなかった。詳しくは町役場の方で聞いて欲しい。
・近畿大学の藤田先生は町内の夕日ヶ浦で別途実験を行っている。
・府立海洋センターは生物資源調査はやったが、バイオ処理にはノータッチだった。