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プロジェクト・マネージャはプロジェクト成功の要であるので、依頼主は通常、プロジェクト・マネージャが必要な技量を備えているかどうかを確認するために企業側と面談する。さらに、意思決定に先立ち、依頼主は、注文変更とプロジェクトの混乱・中断・崩壊の危険性を最小に抑えるために費用見積りに十分なプロジェクト管理時間が確実に反映されるように図る。プロポーザルを審査した後、上記項目に関連した依頼主の期待値に基づき、プロジェクト・マネージャを選任する。

 

1)目的と目標の識別

プロジェクト・マネージャはバイオレメディエーション・プロジェクトの目的と目標を明確かつ正確に定義する手助けができる。どんな対策プロジェクト設計でも、目的には、現場固有の特性と合理的に予想される問題を明確にする現場調査・対策設計を含めるべきである。この決定に際しては、以降の対策を効率的かつ有効に実行できるように十分な情報を収集し検討する裏付けが必要である。現場改善(レメディエーション)の現場調査、対策設計および対策手順(表3-3に要約を示す)は、費用効果が高く、効率的で、業務を要請した主体のニーズを満たし、全ての適用規制要求事項に適合していることが求められる。

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