3.7.1 概説
電磁式ログは、「導体と磁界が相対的に運動するとき、導体に起電力が誘起され、この時、磁界、運動及び起電力の方向は互いに直角の関係があり、磁界が一定であると起電力の大きさは運動の速度に比例する」という、フアラデーの電磁誘導の法則を応用したものである。
電磁式ログの場合は、静止海水に対して、船体とともに磁界が運動して起電力が発生する。測定桿の先端のセンサは内部にコイルを有し、このコイルが励磁されて磁界ができる。船が航走することにより誘起される起電力は、センサの先端に設けられた1対(2個)の電極により検出される。
(<図3.7.1>参照)