-2. 指示器・送受信器
通常、操舵室の壁に装備されるが、その場所の選択に当たっては、次の点に留意する。
(1)保守点検に必要なスペースを確保すること。
(2)記録の観察、記録紙の交換が容易に行えること。
(3)波しぶきや直射日光が当たらないこと。
(4)熱を発生する機器の影響を受け難い場所であること。
(5)無線通信機器及び同機器の空中線引込線などが近接していないこと。
3.7 船速距離計(電磁式)
船遠距離計は、船の速力あるいは航程を測る機械で、総称してログ(Log)といわれ、えい航ログと船底ログに分けられるが、現在、ほとんど船底ログが用いられている。船底ログには、電磁式、音響式、回転翼式及び圧力式がある。回転翼式はヨットなどプレジャーボートに使用され、圧力式はほとんど使われていない。