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3.7.2 システム構成

電磁式ログの構成の一例を<図3.7.2>に示す。

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3.7.3 装備場所

センサ部の装備に当たっては、次の点に留意する。なお、センサ部を取付ける船底弁は、規格に適合したものを使用し、センサ部が船底弁内を移動しないように取り付けること。

(1)航行中にできる限り泡をかまない場所とする。

(2)検出部に貝などが付着しないような場所が望ましい。

(3)船首尾線に近く、かつ、船体の転心点近くが望ましい。

(4)船底が平滑な場所とし、船尾側に立上がった場所や急傾斜場所への設置は避ける。

(5)受感部前方に、吐水孔や排水孔、突出物がないこと。

 

3.8 船速距離計(音響式)

 

音響式ログは、「ある物体から発射された音波が他の物体で反射されて戻ってくるとき、両物体間に相対速度がある場合には、発射周波数と反射周波数の間には周波数のズレが生じ、その周波数のズレは相対速度に比例する。」というドップラ効果を利用したものである。

 

 

 

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