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成する。乾燥していると、これらの塩は爆発する。積分重量タンク(Integral gravity tanks)に入れたとき、爆轟の危険性は無視できるようになる。それは、副次的な危険を伴わない国連のクラス3物質(可燃性・引火性液体)である。ニトロエタンはニトロメタンと違い、深刻な爆轟の危険をもたらす(IMO)

[融点:-90℃、沸点:114℃、蒸気圧:2.3kPa/20℃,:20hPa/20℃(97%以上)(MERCK)]

 

(11)ニトロエタン及びニトロプロパンの混合物(ニトロエタンの濃度が80重量%であってニトロプロパンの濃度が20重量%のものに限る)

?腐食性

皮膚(刺激性):なし (ラビット) (IMO)

船の構造材料:

軟銅=濡れている場合は変色する;点食しない,ステンレス鋼=記載なし

アルミニウム=記載なし,銅=腐食の度合いは知られていない,亜鉛=記載なし

真鍮=腐食の度合いは知られていない,その他=記載なし(IMO)

?人体に対する毒性(急性)

経口毒性:LD50=1,400mg/kg(ラット)(IMO)

:(40/60%)Rate 2 Slightyly hazardous(LD50=50-500mg/kg(実験哺乳動物))(IMO BLG/Circ.2)

経皮毒性:LD50=2,000mg/kg以上(ラビット)(IMO)

吸入毒性:ラットに対して、Nitropropane3,019ppmを1時間、Nitroethane2,200ppmを6時間暴露したが、死ななかった。(IMO)

:(40/60%)Rate 1 Practically non-toxic (LC50[96hr]=100-1,000mg/1)(IMO BLG/Circ.2)

(40/60%)皮膚・眼との接触、吸入による人への危険性はある(IMO BLG/Circ.2)

?引火性

引火点:43℃[開蓋](IMO)

:32℃[閉蓋](IMO)

?自然発火性

自然発火温度:およそ416℃(IMO)

?危険な反応性:空気、水・蒸気、海水との反応は知られていない。製造業者と米国の鉱山局(政府研究所)は、この混合物の爆轟の危険はないと定めた。温度に上昇中に密閉状態にあっても、爆轟は爆発雷管からの衝撃によって始まることもなかった。この混合物は、アンモニア、アミン類、腐食薬品と相容れず、近接のタンクに積むべきではない。少量のアミン類はこの混合物をより敏感にさせる。 これらの混合物は強いアルカ

 

 

 

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