c.全国情報ネットワーク協同組合「ネットコープ」
情報通信分野に絞って参加メリット(低価格利用)をわかりやすく提示している点が参考になる。
d.B-NET「協同受発注システムB-NET」
中小規模かつ多様な業種構成による地場企業の連合体が、インターネットを利用することで共同受注の仕組みを立ち上げ、成功した点が注目される。
e.NCネットワーク「中小企業向け情報サービス」
製造業中心の中小企業が連帯し、中小企業を対象とするネットワーク事業・情報提供事業を立ち上げようとしている。
f.(株)福島製作所「部品調達・加工発注システム」
造船業界における先進事例である。インターネットの活用で、低コストで資材調達EDIを実現した。
?業界VAN
a.全国農業協同組合連合会「系統経済事業情報ネット」
扱う情報量の多寡が構築ネットワークすべきの規模(回線の太さ)が決定する。たとえ、大規模ネットワークであっても、従来システムと比較した場合には、計り知れない通信コストの削減効果が期待できる。
b.(株)プラネット「日用品業界VANプラネット」
取引データの電子化により、業界レベルでの業務効率化が一度実現すると、それが引き金となって、次から次へと隣接する業界に影響を及ばし、ついには産業界全体が標準化されて行くことになる。好むと好まないとに関わらず、次第に電子化・情報化の波に巻き込まれ行くことになる。
(2)パソコン通信の利用例
?財団法人日本建設情報総合センター「建設情報システムJACIC-NET」
官民が保有する建設情報全般についてデータベース化しており、パソコン通信によって、有料で提供している。なお、一部はインターネット・ユーザーでも利用可能である。
サービス・メニューとしては、ニュースヘッドライン、電子メール、会議室、海外建設・資材情報、最新技術・図書コーナーなどがある。また、掲示板、データベースでは、建設関連行政ニュース、資材市況、主要資材価格、統計情報、公募情報、受注情報、公共事業予算速報、官公庁人事速報、官公庁事務所案内、地域プロジェクト情報、土木建築着工統計、民間認定技術、建設技術研究成果など、あらゆる建設関連の情報がほとんど網羅されており、過去から最新まで、自由に検索利用することができる。
運営・予算面の詳細は不明であるが、業界団体及び個房可企業・官公庁の積極的な協力のもと、多人数による運営体制と潤沢な予算があってはじめて実現できたシステムと推測される。規模的にも模倣は無理とは言え、アッセンプル産業としての類似性も